写真は「ロンドンブリッジ」である。
気が付くと、今月は、自分はいかにして妄想を抱き
広げるかについての気持ちの落ちどころを探っているようだ。
自分でも、よくは解からないが
実際残している写真と気持ちの中のイメージはかなり違うのだ。
「炎のランナー」は、自分の中のイギリスを形作った映画のひとつだった。
冒頭の海岸をランナーたちが走るシーンがあるが
その時の海の色と低い雲がもっともイギリスを感じたのだ。
ロンドンブリッジを撮る前に鉄橋を撮っている。
特徴もない列車がぶれて、残っている。
でも、どうやら、雲が印象的だったのだろう。
私以外には、どこの写真か解からないのだが、もっともイメージ通りなのだ。
「恋におちたシェイクスピア」にも出てくるグローブ座も
残しているはずと思って探したが
訳の解からない写真しかない。
つまり、気持ちの中に残った映像は、写真には残していないらしい。
と、云うか、気持ちの中で映像は変化するのだろう。
だからなのか解からないが、ぼんやりした、バクっとしたイメージの中から
始めた方がやっていく上で変化していけてまとまる。
スケッチを描いてしまうと、縛られて窮屈なのはそこにあるのかもしれない。
私の仕事を観て、どんな妄想から生まれたのか想像してもらえると嬉しいが・・・
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