「ネコの手も借りたい多忙苦戦格闘日記」オーダー専門店k.nyangoケイドットニャンゴの裏側

名古屋に拠点を持ち持続可能な想いの中で創り続ける”いのうえきょうこ”の
デザイン・イメージの現場

妄想の在り処

2007-12-04 08:43:26 | 妄想が広がる物

 

ちょっと、空いてしまった!

いろいろ、重なって、予定がずれたので、
ブログを始めてから、改めて想う
頭の隅にある記憶と云う、妄想の始まりのことを載せてみよう。

今年に入ってから、気が付いた事だが、
子供の時に読んだ童話やら、印象的な映像が、
妄想の主なベースになっているようだ
。・・・・ってこと。

でも、意外にも、インパクトがあった物でも、どんどん、変化して
自分勝手に物語を創り変えているようだ!・・・ってこと。

と云うのも、「不思議な国のアリス」を読み返してみたら、
ずっと、信じてた
トランプの兵隊に大きなお庭の迷路のような垣根の中を追い駆けられる
そんなシーンなど、どこにも出て来ない!のだ。

色を間違えて植えたお花を塗り替えているシーンと
自分の涙で出来た池を泳ぐシーンはあっても
船で漕ぎ渡る程の大きな湖と云うわけではない。

たぶん、自分で物語に入りなおして想い返しているうちに、
勝手に塗り替えて記憶しているのだろう。

「恋に落ちたシェイクスピア」に出て来るジャケットを
引き合いに出して説明したのに、
気になって、見返してみると、全然ちがうのだ。

でも、明らかに、自分の頭の中にあるジャケットの方が、はるかにいいのだ。
って云うか、そう信じて造り出す。

勝手に想像が膨らむ物が妄想の根源になっている
ことだけは、明らかだ。

そんなことをたどっていくために、古い本を取り寄せた。

でも、「秘密の花園」みたい!なんて、口に出してお庭を比喩するのに、
読み返してみると、まるで、新しい物語を読むように新鮮だ。

そして、これもまた、これをベースに何年か後には、
また違う物語に変化しているのだろうか。
そんな予感がするぐらい、愉しく物語に入って読み進んでいる。

まるで、自分の心の中へのプレゼントのようだ         

 

 


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