頭の中の春を額縁の中に創る。
金箔を春の海の暖かさに見立ててみた。
思った位置に金箔が貼れないのを機に
やったことがない重ね貼りをしてみる。
思ってる以上にポップな春になった。
去年も季節毎に一枚創ろうと考えていたが
見事に創れずに一枚だけに終わる。
今年は、何枚創れるだろうか?
これも実際の仕事ではないのだが、店としてのディスプレイとして
発表の場があるのは、愉しんだ方がいいんじゃないかと思ってる。
どこのウィンドウも商品しか並べない、
遊びのないディスプレイしかなくなってる。
私の頭の中の遊び心の発表の場として使っているつもりだ。
通る人も変ると立ち止まる気配を感じるのは、自己満足?
どこかに発表の場を求めなくてもあるのを幸せに感じ
負担に思わず、愉しもう。
たまにしか出さない絵の具箱には、思った色が固まっていて使えないことも多い。
突然、始めるから、買い足しが間に合わない。
今回は、試しに買っておいた百円ショップの絵の具までも使ってみた。
ホルベインからぺんてる~百均まで、写真の端にみえるはずだ。
ゴッホが弟のテオに、黄色の絵の具を送ってくれと頼む手紙があった記憶だ。
好きな赤がなかった!が、少しポップになった理由でもある。
だから、布の端切れでも捨てられない。
捨てた後に必ず、欲しかった場面が巡ってくるのだ。
去年、捨ててしまった淡い紫のモヘアが恨めしく、夢に出そうだ。
それゆえ、今度の片付けでも、何も捨てなかった。
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