立ちふさがる経費問題

立ち向かうために必要な知識とは

迷いがちな経費の計上について

2020-10-01 10:49:00 | 日記
フリーランスとして、独立して事業を経営する場合、会計処理も業務の1つとしてこなさなければならない。
帳簿へ日々の売上を記帳したり、保管したレシートや領収書を仕分けて経費を計上したり、自身で管理する必要が出てくる。
ただ、これまで技術の向上ばかりに注力してきたエンジニアにとっては、この会計処理を少々疎ましく思う人もいることだろう。
しかし、確定申告をスムーズに済ませ、なおかつ節税するためには、しっかり経費となるものを見極め、確実に計上することが大切なのだ。

そもそも、ここで言う経費とは、事業を経営するに伴って発生した費用を指す。
経費計上の基準としては、事業の売上にどう貢献している費用なのか、もしくはその費用が事業にどう関係しているのかという部分で判断するのが一般的である。

経費として計上できるものは、事務用品を購入した場合だと消耗品費、クライアントとの打ち合わせで公共交通機関を利用した場合の運賃は交通費としてあげられる。
また、意外と知られていないのが、自宅を拠点として業務を行っている場合に計上できる経費について。
実は、家賃や光熱費といった経費も、事業に関わるとみなされ経費にできるのだ。
この場合、プライベートなものと事業にかかったもので費用をきっちり分ける必要があるため、家事按分を活用しよう。

そして、判断が難しいところで言えば、交際費や慶弔金などがある。
これらも、クライアントや取引先との関係上で発生する費用であれば、経費としてあげることが可能だ。
一方、所得税や福利厚生費、健康診断費といった費用については、事業にかかるものとは判断されず、経費として計上できない。
これらの知識をしっかり備えた上で、確実に日々の会計処理を行うことが重要だ。