Pawpaw
遠い昔 絵本の中に
忘れたままの私の憧れ
この歳になって やつと見つけた気がします
私の 『秘密の花園2』
いつも軽い散歩の先に辿り着く
私のやすらぎです
幸せがさらに広がる気がします
心ある「発信と受信3」を求めて
みんな集まって来ます
ぽぉうぽぉうと
それぞれ自分の花を咲かせます
あなたの周りに
注釈
1 PawPaw=アメリカ原産の落葉樹、アケビに似た形で果実はバナナ味
2『秘密の花園「少公子「小公女」のアメリカ女流作家バーネットの作品
3 メニュー帳の初めに書かれている言葉
「皆様と 人生を 楽しみながら 輝きたい」 そんな願いから、
Caffee & Galleryを開きました。
皆様の発信・受信基地となれば、幸いです
遠い昔 絵本の中に
忘れたままの私の憧れ
この歳になって やつと見つけた気がします
私の 『秘密の花園2』
いつも軽い散歩の先に辿り着く
私のやすらぎです
幸せがさらに広がる気がします
心ある「発信と受信3」を求めて
みんな集まって来ます
ぽぉうぽぉうと
それぞれ自分の花を咲かせます
あなたの周りに
注釈
1 PawPaw=アメリカ原産の落葉樹、アケビに似た形で果実はバナナ味
2『秘密の花園「少公子「小公女」のアメリカ女流作家バーネットの作品
3 メニュー帳の初めに書かれている言葉
「皆様と 人生を 楽しみながら 輝きたい」 そんな願いから、
Caffee & Galleryを開きました。
皆様の発信・受信基地となれば、幸いです
僕の手
僕の手はまだ君にふれたことがない
触れまいとして触れていない
もしも僕の手が君にふれたら
触れたその角度そのままで
僕は君を抱き締める角度を
僕の手にたのしむことができる
触れた髪の毛 肩の先
そのままのところを動くことなく
君の喉もとから胸、お腹や尻の
いくつものふくらみへ
脚の内側から指先にまで
柔らかさからなめらかさへ
まさぐりまわって
手の掌におさめてしまうのだから
僕はまだ君にふれていない
僕は僕の手を君に触れさせない
君の生命のしなやかさが
僕の手の中で
踊り輝くその日まで
僕は僕の手を隠していたい
心のこり
もしも死んで魂がのこるものなら
何にとりつこうか
生きてきた証に
その存在を解き明かせないでいる
「窓」にとりつこうか
死んでなおも此の世を眺めていられるように
このちいさな未完成の
わが家の庭にとりつこうか
死んでなおも花たちと在るように
魂はのこるだろうか それらに
むしろ生きられなかった夢に
あるいは生かしえなかった詩に
それとも
いとしい一人想いの
あなたに…………
嫉 妬
暗い階段のような
真っ黒な君の瞳の中を
降りていきたい
君の瞼を閉じさせて
僕が出られないように
遠い昔の夜を
響いてくるにちがいない声を
僕は消して行く
○○ ○○ とささやく
遠い声
君の身体中探しまわって
殺しに行く
どんな夜に染められて
こんなに縺れいるのか
君の髪にまどいながら
眠れない僕は
君の思い出の中を駆けて
微睡んでいる男を
幾度も
殺しに行く
僕の手はまだ君にふれたことがない
触れまいとして触れていない
もしも僕の手が君にふれたら
触れたその角度そのままで
僕は君を抱き締める角度を
僕の手にたのしむことができる
触れた髪の毛 肩の先
そのままのところを動くことなく
君の喉もとから胸、お腹や尻の
いくつものふくらみへ
脚の内側から指先にまで
柔らかさからなめらかさへ
まさぐりまわって
手の掌におさめてしまうのだから
僕はまだ君にふれていない
僕は僕の手を君に触れさせない
君の生命のしなやかさが
僕の手の中で
踊り輝くその日まで
僕は僕の手を隠していたい
心のこり
もしも死んで魂がのこるものなら
何にとりつこうか
生きてきた証に
その存在を解き明かせないでいる
「窓」にとりつこうか
死んでなおも此の世を眺めていられるように
このちいさな未完成の
わが家の庭にとりつこうか
死んでなおも花たちと在るように
魂はのこるだろうか それらに
むしろ生きられなかった夢に
あるいは生かしえなかった詩に
それとも
いとしい一人想いの
あなたに…………
嫉 妬
暗い階段のような
真っ黒な君の瞳の中を
降りていきたい
君の瞼を閉じさせて
僕が出られないように
遠い昔の夜を
響いてくるにちがいない声を
僕は消して行く
○○ ○○ とささやく
遠い声
君の身体中探しまわって
殺しに行く
どんな夜に染められて
こんなに縺れいるのか
君の髪にまどいながら
眠れない僕は
君の思い出の中を駆けて
微睡んでいる男を
幾度も
殺しに行く