熊本の地震で構造スリットが結構話題になっているようです。
構造スリットとは、要は”すきま”です。一般的には幅にして30mm程度のものになります。
すきまのままにはできませんので、スリット材(既製品)を設置して、柔軟性のある材料でふさいでおく(シーリングまたはコーキング)ことが多いです。
鉄筋コンクリート造の場合、構造スリットというものを設ける場合はかなり多いです。
マンションなどには必ずです。(壁式鉄筋コンクリート造を除く)
鉄筋コンクリートの柱や梁に”バランスの悪い”鉄筋コンクリートの壁が取り付くと、そこだけ変形するのが難しくなり、
大地震時ではひび割れや壁と一緒に柱も崩壊してしまうなどの被害が生じてしまいます。
現在では柱と壁の間(梁と壁の間も同じ)に柱が変形できるように構造スリットを設けることが一般的であり、
構造設計者にとってはさっぱりと全箇所にスリットを設けてもらった方が、構造計算がシンプル&明快となります。
ただ、構造スリットはすきまなので、外壁に設けると漏水(雨漏りなど)の原因になることも確かです。
そういった性能に対して、構造スリットは良いものではありません。
2010年の鉄筋コンクリート造構造計算基準ではそで壁などの考え方も追加されています。
鉄筋コンクリート造(まあ、他のどんな構造でも一緒ですが)の計画をする場合は、計画当初から、構造設計者の参画は必須と考えます。
構造スリットとは、要は”すきま”です。一般的には幅にして30mm程度のものになります。
すきまのままにはできませんので、スリット材(既製品)を設置して、柔軟性のある材料でふさいでおく(シーリングまたはコーキング)ことが多いです。
鉄筋コンクリート造の場合、構造スリットというものを設ける場合はかなり多いです。
マンションなどには必ずです。(壁式鉄筋コンクリート造を除く)
鉄筋コンクリートの柱や梁に”バランスの悪い”鉄筋コンクリートの壁が取り付くと、そこだけ変形するのが難しくなり、
大地震時ではひび割れや壁と一緒に柱も崩壊してしまうなどの被害が生じてしまいます。
現在では柱と壁の間(梁と壁の間も同じ)に柱が変形できるように構造スリットを設けることが一般的であり、
構造設計者にとってはさっぱりと全箇所にスリットを設けてもらった方が、構造計算がシンプル&明快となります。
ただ、構造スリットはすきまなので、外壁に設けると漏水(雨漏りなど)の原因になることも確かです。
そういった性能に対して、構造スリットは良いものではありません。
2010年の鉄筋コンクリート造構造計算基準ではそで壁などの考え方も追加されています。
鉄筋コンクリート造(まあ、他のどんな構造でも一緒ですが)の計画をする場合は、計画当初から、構造設計者の参画は必須と考えます。
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