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中学ドリラジクラブ

実験(考察)

2012-08-29 07:19:02 | 日記

全体の考察
 
実験1では土の中の微生物の好む温度について調べた。
この実験では、常温と低温ではどちらの方が微生物が活発になりやすいやすいかを調べた。常温の溶液ではデンプンがよく分解されていたが低温の溶液ではデンプンがあまり分解されていなかったことからおそらく、低温の溶液と常温の溶液では常温の溶液の方が微生物が活発になりやすいと考えられる。次の実験でこれが本当に微生物のはたらきなのかどうかを調べることにした。

実験2では土を蒸留水に溶かした溶液(常温)と同様の溶液(煮沸)を使ってデンプンの分解が微生物によるものかどうかを調べた。常温の方はでんぷんが分解されていたが、煮沸した方は変化が無かった。
 このことから、デンプンの分解には微生物が関係しているということが確かめられた。

実験3ではデンプンの濃度を変えて微生物がデンプンをどのように分解するかを調べた。濃度の薄い方はすぐに分解されていったが濃度の濃い方は少しずつ分解されていった。
このことからデンプンは微生物によって徐々に分解されているということが分かった。

実験4では土水にそれぞれの濃度の食塩水を加え、デンプンがどのような条件の時に分解されやすいかを調べた。
  食塩水の代わりに蒸留水を加えたものではデンプンの分解が遅かったが、食塩水を加えたものでは、デンプンが早く分解されていた。これは溶液に含まれる物質が増えることで微生物が生活しやすくなったということを示している。不純物の少ない川では、微生物が少なく、不純物の多い川では微生物が多い事が知られている。このことからも、溶液にデンプンのような有機物や食塩のような無機物が含まれている方が、微生物が生活しやすく、活動
 が活発になるのではないだろうか。