失敗のつづき

嫌な予感を抱えながら席につく。
首に回されるカバーがくさい。
おじいさんはずっと咳をしている。
さらに不安がつのる。

じじい:どうしますか?
おれ:一ヶ月前に切ったので戻して下さい
量が多いから多目にすいてね

じじい:すくって?
おれ:えっ?
じじい:無言

おれ:髪の毛多いから減らして
じじい:うん
おれ:（こころの中で）うんって…

目の前の鏡の中でじじいはハサミを持っていた
そして
頭頂部にためらいのない技が

やられました
頭頂部、まっ平らです

きもちソフトモヒカンがくそじじいには角刈りに見えたようです

月曜日の朝は、会社の皆さんの興味がすごかった