あずさ監査法人は、2019年6月期の業務及び財産状況説明書を公表しました(公衆縦覧開始日 2019年9月11日)。計算書類も含まれています。
「業務の概要」より
「当期の監査証明業務に係る被監査会社数は3,614 社(前期末比56 社増加 、監査証明業務収入は78,285 百万円(前期比1,736 百万円増加)となりました。 また、非監査証明業務収入は22,208 百万円(前期比1,637 百万円増加) となりました。
この結果、監査証明業務収入と非監査証明業務収入を合わせた当期の業務収入総額は、100,493 百万円(前期比3,372 百万円増加) となりました。」
業務収入が1千億円を超えました。非監査の伸び率が大きいようです。
主な数値は以下のとおり。左から2019年(当期)、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年です。
業務収入
100,493百万円←97,121←95,952←89,895←83,157←80,734←80,081←82,871
営業利益
1,806←484←4,785←1,595←1,680←2,395←2,072←3,532
税引前当期純利益
1,950←2,184←4,157←1,212←3,834←1,774←2,174←1,549
当期純利益
772←1,369←5,994←714←2,252←695←2,152←202
総人員 6,218人←6,182人(以下省略)
計算書類では、未適用の会計基準等の注記がなされています。
「未適用の会計基準等
・「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29 号2018年3月30日企業会計基準委員会)
・ 「収益認識に関する会計基準の適用指針」 (企業会計基準適用指針第30号2018 年3 月30日企業会計基準委員会)
1. 概要
収益認識に関する包括的な会計基準である 。 収益は、次の5つのステップを適用し認識される。
ステップ1 : 顧客との契約を識別する。
ステップ2 : 契約における履行義務を識別する。
ステップ3 : 取引価格を算定する。
ステップ4 : 契約における履行義務に取引価格を配分す る。
ステップ5 : 履行義務を充足した時に又は充足するにつれて収益を認識する 。
2. 適用予定日
2022 年6 月期の期首から適用する予定である。
3. 当該会計基準等の適用による影響
影響額は、当計算書類の作成時において評価中である。」
監査契約の履行義務を充足するというのは、どういうことをいうのでしょうか。たぶん、進行基準的に計上するのだと思われますが...。
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