韓国の中堅財閥、暁星グループとその会長が巨額の脱税容疑で捜索を受けたという記事。
「韓国メディアによると、趙氏一家はグループ会社から他人名義で融資を引き出し、借名口座で1千億ウォン(約92億円)を運用して利益を上げながら、納税を怠った疑い。グループも粉飾決算を繰り返して法人税などを免れていた疑いがもたれ、脱税総額は数千億ウォン(数百億円)規模にのぼるとみられる。」
日本でも大王製紙のような事件があるので、よその国のことを批判はできませんが、オーナー一族の公私混同が激しいようです。
暁星グループ脱税事件で一斉捜索(朝鮮日報日本語版)
「暁星グループは国税庁の税務調査で、数千億ウォン(数百億円)台の脱税容疑が摘発され、検察に告発された。同社は1998年、暁星物産、暁星重工業など系列企業4社を合併する過程で、数千億ウォンの不良債権を抱え、赤字を隠したり、不正に経費処理したりする粉飾会計を10年以上にわたり続けてきた疑いがある。趙錫来会長は1990年代から役員や従業員名義で1000億ウォン(約92億円)以上の株式を保有、売買し、譲渡所得税を脱税した疑いも持たれている。
検察の家宅捜索令状には、外国為替管理法違反の疑いも被疑事実に含まれていることが分かった。暁星グループは租税回避地(タックスヘイブン)に設立したペーパーカンパニーに会社資金を隠し、その資金で韓国の上場株式を売買することで差益を得ていた疑いがある。」
粉飾会計と脱税とは方向が逆ですが・・・。
タックスヘイブンを使った会計操作も、日本ではオリンパスの例(利益隠しではなく損失隠しですが)があります。
オーナーが役員や従業員の名義を使って不正を行っていたということでは、西武鉄道事件もありました。
不正のやり方まで知日派だったのでしょうか。
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