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令和元年度 若者は公認会計士試験、高齢者は税理士試験 年齢による二極化鮮明に(KaikeiZine より)

令和元年度 若者は公認会計士試験、高齢者は税理士試験 年齢による二極化鮮明に

税理士試験と公認会計士試験とで合格者や受験者の年齢構成が大きく異なるという記事。(詳しい数字については元記事の表をご覧ください。)

税理士試験は、合格者、受験者とも減少傾向ですが、それだけでなく、年齢構成にも問題があるようです。

「10年前の税理士試験合格者と比較で興味深いのが、全体の合格者数に占める「41歳以上」割合が高くなっている点だ。逆に、「26歳以上40歳以下」の合格者層は10年前の半分だ。働き盛りのこの年代が減少していることは、税理士業界の将来を考えたとき、一抹の不安を感じざるを得ない。」

(表を見ると、41歳以上は、209人から268人に増えているのに対し、26歳以上40歳以下は、784人から418人に減っています。25歳以下は横ばいですが、そもそも数が少ない。)

「深刻なのは、合格者同様に若い年代の受験者が極端に減ってきている点だ。今回発表された税理士試験合の受験者は、41歳以上が全体の3割超を占め、30歳以下に至っては、2割超に過ぎない。」

公認会計士試験は...

「公認会計士試験の合格者の平均年齢は25.2歳。30歳未満の合格者比率は82.3%を占め、内大学及び短大在学中の合格者比率は39.6%を占める。税理士試験とは、受験生及び合格者の年齢の低さが全く違う。ちなみに、今回の公認会計士試験合格者の最年少は18歳で最年長は62歳だった。」

記事の結論は...

「税理士業界の将来を考えたとき、受験生の高齢化は決してプラスではないはず。これに国税OBが毎年、一定数登録するため、税理士資格者の平均年齢は高くなっていくばかりだ。若者に興味を持ってもらうためには、試験制度の在り方など、抜本的な改革が必要ではないだろうか。」

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