会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

「安楽亭」申告漏れ3億円 株主優待券めぐり国税局指摘(朝日より)

「安楽亭」申告漏れ3億円 株主優待券めぐり国税局指摘

「安楽亭」が税務調査で、約3億円の申告漏れを指摘されていたという記事。株主優待券が交際費とされたそうです。

「関係者によると、同社は1千株以上の株主に、直営店やフランチャイズ店で使える額面500円の優待券1万3千円分を半期に一度、無償で配るなどしていた。店に食べにきた株主による口コミの宣伝効果や意見の収集が目的だとして、広告宣伝の経費として処理していた。

 しかし国税局は、優待券を郵送した際に広告宣伝を依頼する書面はなく、値引き幅も大きいことから、株主への接待供応にあたると判断。優待券は、同社の事業に影響を与える株主の歓心を買い、事業を円滑に進めるためのもので、交際費としての要件を満たしていると認定したという。」

これと関係あるのかどうかはわかりませんが、同社は昨年優待券の制度を若干変更したようです。

「株主優待制度」変更に関するお知らせ(PDFファイル)

従来優待券だけで利用できたものが「割引等計算後1,000円以上の会計につき、1,000 円ごとに株主優待券500 円分を1 枚利用可」に変更されています。優待券は利用額の半分にしか充当できない(半分は利用者負担)という制度になり、これで広告宣伝費にしようということでしょうか。
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