週刊経営財務の調査によると、2015年3月期は、15社が「開示すべき重要な不備」があることを内部統制報告書で報告していたそうです。
15社の社名等、詳しいことは経営財務をご覧ください。
大きな虚偽記載があり、過年度決算について訂正報告書を出した会社が多いようです。理屈からすると、内部統制は、重要な虚偽表示がないことを100%保証するものではないので、たまたま、内部統制をすり抜けて、重要な虚偽表示が発生しても、必ずしも重要な不備があったとは言えないはずですが、後知恵で調べれば何かしら不備が見つかるものですから、重要な不備にしておこうということなのでしょう。
東芝は有報提出が遅れたため、これに含まれていませんが、9月7日提出の内部統制報告書では、重要不備を報告しています。
15社のうちの1社。
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LIXILグ、内部統制の「開示すべき重要な不備」公表(6月29日)(日経)
「中国関連会社の問題は「グループの全社的な内部統制、全社的な観点で評価する決算・財務報告プロセスに関する内部統制に重要な不備があったことも一因」とし、「財務報告に重要な影響を及ぼすこととなり、開示すべき重要な不備に該当すると判断」した。」
財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ(LIXILグループ)(PDFファイル)
こちらは東芝。
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財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ(PDFファイル)(再掲)
過年度の内部統制報告書も重要不備ありに訂正です。(これは当然)
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