西武鉄道が2005年度の第1四半期で、多額の減損損失(他の報道によれば475億円)を計上し、債務超過になったという記事。減損の対象は、ゴルフ場やホテルなどです。
西武鉄道と統合するといわれているコクドや、西武鉄道以外のコクドの子会社の方も、ゴルフ場やホテルを多く抱えているため、もし減損会計を適用していれば、悲惨な決算になるのでしょうが、非公開会社であるため、実態は不明です。
西武鉄道の株主は、統合の相手の実態が全く知らされないまま、いっしょにさせられることになります。
ちなみに、2005年3月期決算から有報で親会社の情報を開示するルールになったので、西武鉄道の有報(2005年3月期)でコクドの決算をみようとしましたが、西武鉄道が上場廃止になってしまったため、開示がなされていませんでした。制度改正の張本人が開示を免れる結果となったのは釈然としません。
---関連本紹介---
西武事件 「堤家」支配と日本社会
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