東証1部上場のクラボウで、循環取引による不正な売上が計上されていたという記事。会社発表によれば、営業利益ベースの影響額が4億円とのことなので、それほど大きな不正ではありませんが、まだ調べきれていない模様です(あるいはあえてあいまいにしている?)。
「クラボウ <3106> は18日、同社の繊維部門従業員が複数年度に渡って循環取引を行 うことで不正な売上を計上していたことを明らかにした。
不正取引の営業損益に対する影響額は、これまでの調査の範囲では累積で約4億円となる見通しとなる。」
元従業員による不適切な取引の発生について(クラボウ)(PDFファイル)
「当社繊維部門の営業担当であった元従業員が、複数年度に亘って、循環取引等の不適切な取引を行い、過大な売上及び利益を計上していたことが判明いたしました。
事実関係及び当社の業績に及ぼす影響は未だ明確でない点があり、現在鋭意調査中ですが、これまでの社内調査により判明した不適切な取引による損益影響額は、現時点で累計約4億円(営業利益ベース)です。」
クラボウ、繊維部門で売上高など水増し(日経)
「同社によると6月末に不適切な取引をしていた社員は自己都合で退社している。8月下旬に同社員のメールなどから不正な取引が判明した。」
最近の「不正経理」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事