東芝の原子力事業子会社、ウエスチングハウスが建設中の原子力発電所を経営する会社が、東芝が建設を完成させる責任を負うといっているという記事。
「東芝傘下の原発子会社ウエスチングハウス(WH)が建設を担う原子力発電所を実質的に運営するサザン・カンパニーのトーマス・ファニング最高経営責任者(CEO)は7日、「WHが契約通り建設ができなくなった場合でも、親会社の東芝が契約のオーナーとなり建設を完成させる責務を負うことになっている」と話した。WHが仮に破綻しても東芝に契約通り建設を求める考えを示した。」
あらためて、東芝に逃げるなよといっているのでしょう。
東芝は、WHに8000億円の保証を入れていると報じられていますが、原発の完成を発注者に保証しているということだと、いくらコストがかかっても、東芝は原発を完成させなければならないということですから、負担の上限はない(いくらでも膨らみうる)ということになるのでは。
当サイトの関連記事(WHを法的整理した場合の東芝への影響について)
WH原発、米が債務保証 東芝損失問題、総額83億ドル(日経)(記事冒頭のみ)
こちらは、9日の日経1面の記事。
ウエスチングハウス(WH)が建設している原発の発注者である電力会社の借入に、米連邦政府が債務保証をしているそうです。
「問題となっているのは、米南部で建設中のボーグル原発(ジョージア州)3、4号機。米政府は事業を計画した地元電力会社に対し総額83億ドル(約9500億円)の融資保証枠を設けて建設を支援している。原子炉などの工事を請け負うWHは電力会社が保証枠を使って調達した資金を受け取り、プロジェクトを進めてきた。
3、4号機は2020年に完工する計画。すでに保証枠の8割程度が資材調達や人材確保のための資金確保に充てられたもようだ。」
仮に、東芝が工事完成保証義務を果たさず、その結果、発注者である電力会社が破綻するようなことになれば、米政府が大きな損失を被るということでしょうから、ますます、東芝は逃げられません。
東芝、新たな損失の恐れ 米原発建設で最大数千億円規模(朝日)
「東芝が、米国で手がける原発4基の建設工事を2020年末までに終えられなければ、工事費用の増加とは別に、新たな損失が最大数千億円規模で生じる可能性があることが分かった。発注元の電力会社が米政府の税制優遇を受けられなくなり、東芝側に補償を求める公算が大きいためだ。工期を期限ぎりぎりの20年12月まで延長した原発もあり、さらに遅れれば原子力事業で再び大きな損失が出かねない。」
東芝傘下の米ウエスチングハウス、破産専門弁護士契約=関係筋(ロイター)
「東芝(6502.T)の米原子力子会社ウエスチングハウス(WH)は、法律事務所ワイル・ゴッチェル&マンジスLLPの複数の破産専門弁護士と契約した。」
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