東証一部上場のアパレル会社「サカイオーベックス」の30代男性社員が架空の売り上げを計上するなどし、約2億7400万円の不正な会計を行っていたという記事。
「同社によると、男性社員は今年5~11月、取引先2社からの納品を倉庫の在庫表や仕入れの記録などに記載せず、計1億9700万円の支払いを行わなかった。さらに、取引先3社に対し社印を偽造するなどしてサカイオーベックスに対する支払い明細書を偽造し、計約7700万円分の架空の売り上げを計上したという。」
この会社は3月決算会社であり、不正は5月以降ということですから、過年度の決算には影響がないようです。ただ、9月中間決算の決算短信を訂正しています。
また、不正発覚から1ヶ月足らずで決算への影響を公表できたというのは優秀な方かもしれません。
当社社員による不正行為に関する社内調査委員会の中間報告について(PDFファイル)
会社の調査によれば、不正の内容と財務諸表への影響額は以下のとおりです。
「(1)架空売上の計上
商品の出荷がないにもかかわらず、売上元帳に記載されている架空取引は77 百万円であり、全て当中間期に発生しております。
架空取引の取消により、連結・個別とも、当中間期の売上高は77 百万円減少、売上原価は68 百万円の減少、売上総利益は9 百万円の減少、営業利益、経常利益、当期純利益はそれぞれ8 百万円の減少となります。
(2)商品仕入の未計上
商品が倉庫に入荷しているにもかかわらず、商品仕入に係る買掛金が計上されていない取引は197 百万円であり、全て今期中に発生しております。このうち当中間期においては、52 百万円であります。
なお、商品は指定倉庫に入荷しているため、買掛金を計上するとともに、商品在庫を計上することになり、仕入未計上による損益への影響はありません。
(3)商品在庫に係る会計処理
上記(1)(2)により、隠蔽していた商品在庫の不正入出荷による特別損失は347 百万円であります。」
不正が架空売上と仕入計上もれであれば、売上を取り消しし、仕入(売上原価)を計上すれば訂正できるようにも思われますが・・・。
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