【IAASB】国際会計基準第1号の改正がISAsに与える影響に関するガイダンスの公表(国際動向紹介のページより)
国際監査・保証基準審議会 (IAASB)は、国際会計基準審議会(IASB)が実施した国際会計基準(IAS)第1号「財務諸表の表示」の狭い範囲の修正による国際監査基準(ISAs)への影響について、新しいガイダンスを公表しました。
これです。ごく簡単なものです。
AMENDMENTS TO IAS 1 AND THE IMPACT ON THE ISAS: DISCLOSURE OF MATERIAL ACCOUNTING POLICY INFORMATION(IAASB)
国際監査基準は会計基準に中立的なので、監査実務に大きな影響があるわけではなさそうです。ただし、IFRS適用財務諸表を監査した場合の監査報告書の文言が変わります(注記事項を例示している部分)。
IASBが、会計方針の開示を改善し、会計方針と会計上の見積りとの区別を明確化するためにIFRS基準を修正(2021年2月)(IASB)(企業会計基準委員会による日本語訳)
「どのような会計方針情報を開示すべきかを企業が決定するのに役立てるために、より多くのガイダンスが必要であるというフィードバックを受けて、当審議会は本日、IAS第1号「財務諸表の表示」及びIFRS実務記述書第2号「重要性の判断の行使」の修正を公表した。IAS第1号の修正は、重要な(significant)会計方針ではなく、重要性がある(material)会計方針を開示することを企業に要求している。IFRS実務記述書第2号の修正は、重要性の概念を会計方針の開示に適用する方法についてのガイダンスを示している。」
significantとmaterialの違いを訳し分けるのは難しそうです。ASBJの訳もわかったようなわからないような...