会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

ビールも日本はガラパゴス、税制正常化が先送りされる理由(ダイヤモンドオンラインより

ビールも日本はガラパゴス、税制正常化が先送りされる理由

ビール税制見直しを取り上げた記事。

現状は...

「ビールは麦芽を原料とする酒というのは国際的な常識である。日本でも酒税法は原料の67%(3分の2)以上が麦芽であることをビールの条件としている。ビールは最も多く飲まれている酒であることから政府はビールに課税して国庫を膨らませてきた。その結果日本のビールは世界で突出した高税率となってしまった。

...

ビールの旨さは麦芽にあるが、麦芽ゼロでもビールに似た味に仕上げ、莫大な宣伝費をかけて売りまくる。業界で「ビールもどき」と呼ばれる商法が、デフレ経済の中で広がった。

「技術革新」と呼ぶか「邪道」と考えるかは人それぞれだが、日本のビール市場が世界の趨勢からかけ離れた「カラパゴス化」に向かっているのは確かだ。

日本で飲まれている「ビールもどき」が、味と値段で世界に通用するなら、それは技術革新の成果ともいえるだろう。残念ながら、その実績はゼロだ。世界のビール市場で麦芽を減らして味を出す、という奇策は論外とされるている。「ビールもどき」が売れているのは、税金対策という極めて異常な条件による「歪み」という認識では、業界と財務省は一致している。」

税率一本化でゆがみを解消しようという動きがありますが、記事によれば、サントリーが政界工作でその先送りをねらっているのだそうです。

ビール税一本化 来年度中は見送る方針 自民税調(NHK)
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