日本公認会計士協会は、「インサイダー取引規制に係る法令遵守の徹底について」という文書を、2025年3月3日に公表しました。
先日の協会プレスリリースと同様に、元公認会計士がインサイダー取引容疑で逮捕されたことを受けて出されたものです。倫理担当の副会長の名前で発表されています。
「今般、公認会計士であった者が金融商品取引法違反の容疑(インサイダー取引)で逮捕されたとの報道がありました。このような事態は、公認会計士に対する社会からの信頼を損なうものであり、当協会として誠に遺憾であります。」
「会員各位におかれては、公認会計士としての使命を自覚し、倫理観をもって行動するほか、研修の受講等を通じてインサイダー取引規制の内容について再確認いただき、インサイダー取引規制に違反することがないよう、お願いいたします。」
「会員各位におかれては、業務上知り得た情報を利用した取引を行わないことはもちろんのこと、第三者に当該情報を漏らすことのないよう、また、他から得た未公表の重要事実をもとにした取引を行うことのないよう、今後とも十分ご注意ください。」
この文書では、このQ&Aについてふれています。
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このQ&Aはeラーニング研修化されて、3月に提供される予定だそうです。上記プレスリリースでも「会員及び準会員に対してインサイダー取引規制の周知・研修を行っていく」と述べていましたが、その一環なのでしょう。