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監査法人トーマツは、2023年5月期の「業務及び財産の状況に関する説明書類」を、2023年8月7日に公表しました。
まず、売上高を見ると...
3%弱の増収です。
前の期は、収益認識会計基準適用の影響が約90億円(増収)もありましたが、2023年5月期は通常の増収分だけのようです。
(収益認識会計基準の影響は、他社に再委託していた費用を控除していたのを、総額主義にしたというものでした。そういえば、売上が総額主義でないことが、処分理由のひとつになっていた監査法人もありましたが、トーマツも、以前は総額主義には違反していたことになります。)
損益は...
売上の伸びの割に、人件費は1%弱しか増えていないようです。(すでにAIに置き換わりつつあるということはないと思いますが...)
業務費用の明細をみると、人件費で大きく増えているのは、業務委託費です。報酬給与はむしろ減っています。
「グループ分担金」12,525百万円は、デロイトへの上納金でしょうか。
前の期の詳しい分析はこちらをどうぞ。
2022年版 4大監査法人決算分析 有限責任監査法人トーマツ(Kaikeizine)
(補足)
4大監査法人の2023年5月期・6月期の説明書類がそろいました。