会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

第56期(2023年5月期)説明書類(2023.08.07)(監査法人トーマツ)

ステークホルダーの皆様へ(このページからダウンロードできます。)

監査法人トーマツは、2023年5月期の「業務及び財産の状況に関する説明書類」を、2023年8月7日に公表しました。

まず、売上高を見ると...

3%弱の増収です。

前の期は、収益認識会計基準適用の影響が約90億円(増収)もありましたが、2023年5月期は通常の増収分だけのようです。

(収益認識会計基準の影響は、他社に再委託していた費用を控除していたのを、総額主義にしたというものでした。そういえば、売上が総額主義でないことが、処分理由のひとつになっていた監査法人もありましたが、トーマツも、以前は総額主義には違反していたことになります。)

損益は...

売上の伸びの割に、人件費は1%弱しか増えていないようです。(すでにAIに置き換わりつつあるということはないと思いますが...)

業務費用の明細をみると、人件費で大きく増えているのは、業務委託費です。報酬給与はむしろ減っています。

「グループ分担金」12,525百万円は、デロイトへの上納金でしょうか。

前の期の詳しい分析はこちらをどうぞ。

2022年版 4大監査法人決算分析 有限責任監査法人トーマツ(Kaikeizine)

(補足)

4大監査法人の2023年5月期・6月期の説明書類がそろいました。

トーマツ

あずさ

あらた

新日本

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