今春の法科大学院の受験・入学状況を取り上げた記事。受験者数、入学者数とも低迷しています。
「今春、学生を募集した法科大学院45校の受験者は延べ7528人で、初めて8000人を切り過去最低を更新したことが11日、文部科学省の集計で分かった。定員も減ったため、受験者数を合格者数の延べ4042人で割った競争倍率は、前年度比0.01ポイント減の1.86倍とほぼ横ばいだったが、入学者は計1857人にとどまり、45校中43校で定員割れとなった。」
「今春の志願者は延べ8274人。入学定員は募集停止や削減で、前年度から445人減の2724人だった。多くの法科大学院が定員より多く合格させたが、入学者は初めて2000人を割った。入学定員を満たしたのは一橋大と甲南大のみ。定員割れの43校のうち18校は入学者が定員の半数以下で、北海学園大は1人だった。」
法科大学院も会計専門職大学院も、需要がはっきりしない段階で作りすぎたのでしょう。
法科大学院特別委員会(文部科学省)(5月11日開催分の資料等はまだ掲載されていません。)
文科省は、専門職大学院ワーキンググループというのを設置して議論しているようです。
専門職大学院ワーキンググループ(文科省)
4月の会議の資料より。
資料1 専門職大学院制度の見直しについて(論点整理)(PDFファイル)
法律専門職ということでは、こういう記事もありました。
Meet ‘Ross,’ the newly hired legal robot(ワシントンポスト)
米国のBakerHostetlerという法律事務所が、世界初の人工知能ロボット弁護士を採用するという記事。このロボットは、IBMのワトソンの技術を使ったもので、破産事件の文献調査(新米弁護士がやるような仕事)を任されるそうです。
One of the country’s biggest law firms has become the first to publicly announce that it has “hired” a robot lawyer to assist with bankruptcy cases. The robot, called ROSS, has been marketed as “the world’s first artificially intelligent attorney.”
ROSS has joined the ranks of law firm BakerHostetler, which employs about 50 human lawyers just in its bankruptcy practice. The AI machine, powered by IBM’s Watson technology, will serve as a legal researcher for the firm. It will be responsible for sifting through thousands of legal documents to bolster the firm’s cases. These legal researcher jobs are typically filled by fresh-out-of-school lawyers early on in their careers.
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