日本フォームサービスの公認会計士等の異動に関するプレスリリース。
現会計監査人から退任する旨の連絡があったとのことです。
同社は、過去5期分(平成 26 年9月期から平成 30年9月期)に関して、不適切な会計処理がなされている疑義が生じたことを受けて、第三者委員会による調査を行いました。その調査結果を踏まえ、過年度の有価証券報告書等及び決算短信等を訂正しましたが...
「当社は、会計監査人である監査法人大手門会計事務所と、令和元年9月期の監査業務体制及び当社の内部統制の改善計画について継続的な協議を行ってまいりましたが、過年度及び令和元年9月期の監査状況、第三者委員会の調査結果を踏まえ、同監査法人より、過年度における不適切な会計処理が判明した結果、監査約款及び四半期レビュー約款の第14 条1項1号、2号、4号※に基づき監査契約の解除通知を受領し、同契約を解除されることとなりました。」
「※監査約款及び四半期レビュー約款第14 条(契約の解除・終了)
1項1号「委嘱者の責めに基づき本契約の履行が不可能になった場合」、2号「委嘱者が、法令、定款その他の遵守すべき規則又は規程を遵守しない場合」4号「委嘱者の役職員が受嘱者の業務遂行に誠実に対応しない場合等、受嘱者の委嘱者に対する信頼関係が著しく損なわれた場合」」
年度途中の退任であり、後任の監査事務所をみつけるのはたいへんそうです。
2019年9月期第2四半期報告書及び四半期決算短信の提出並びに過年度の有価証券報告書等、決算短信等の訂正のお知らせ (PDFファイル)
訂正の影響をまとめた表の一部。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/9b/7b992b3352631ecc39def3c660994d48.png)
例えば、2017年9月期通期で見ると、純資産ベースで3分の1超が消えています。
この記事の後半で日本フォームサービスの調査報告書について少しふれています(報告書は、その後最終版が出ています)。
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