『会計の世界史』という本(ベストセラーだそうです)の著者に「なぜ会計を理解するために歴史を学ぶべきなのか」を聞いた記事。
記事のタイトルは「簿記は不要」ですが、本文では不要とまでは言っていません。「簿記から学ぶ必要はない」との考え方のようです。
「田中氏は「会計を理解するためには、まずは簿記の勉強からという日本の風潮にも一因がある」と指摘する。
「公認会計士、税理士という会計のプロになるには、資格試験の必修科目である簿記の勉強は欠かせません。そういうプロに会計の勉強法を聞けば、自らの成功体験から、まずは簿記の勉強を勧められます」
「簿記は役に立つが、面白くない」と田中氏。簿記の勉強が退屈で会計を諦めた人も多いのではないか。
会計を学ぼうとする多くのビジネスパーソンは、経理のプロを目指しているわけではない。営業には交渉のための会計が必要であり、経営者には会社のかじ取りのための会計が必要となる。
「簿記から学ぶ必要はない。じゃあ、何から学ぶべきか?長年悩み続け、私は歴史だと確信しました。簿記、会計、ファイナンスは成り立ちが違うので横に並べても本質は理解できない。そこで縦に並べてみようと考えたんです。会計を理解するために歴史から勉強するのは、遠回りに見えて絶対近道になります」」
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