「『スーパーGT』の参戦費用として…」福島日産 1億6700万円の”不正送金”で社長が退任していた
日産自動車の正規ディーラー、「福島日産自動車」(日産との資本関係はない)で、前社長による総額1億6700万円にも及ぶ不正送金があったという記事。
日産部品福島販売という関連会社(「福島日産自動車」前社長が社長を兼任)から、『クレアーレ』という会社に計1億1700万円、『BUSOU』という会社に計5000万円の資金が流れていた疑惑があるそうです。
「クレアーレは東京に拠点を置く2017年設立の自動車部品販売会社。代表のA氏は與志人氏(前社長)とは旧知の仲だ。BUSOUも2019年設立の自動車部品販売会社で、所在地は福島日産と同じ住所。代表取締役は與志人氏だ。つまり與志人氏は、自らが代表を務める会社から、知人の会社と自らが代表を務める別会社に多額の資金を送っていたのである。」
「用途は何だったのか。
「自動車レース『スーパーGT』の参戦資金と見られています。クレアーレは、今年からエアロパーツブランド『BUSOU』としてレースに参戦していた。その参戦資金として、A氏と仲の良かった與志人氏が協力していた」(同前)」
これが上場会社なら大問題ですが、非上場の同族会社のようですから、刑事事件にまでなるのかどうか...。また、金額はともかく、自動車販売会社が自動車レースに資金提供すること自体は、理屈がつくのかもしれません。
他方、社長が交代しているということは、何か後ろめたいことがあるのでしょう。
詳しくは有料記事を読んでくれということのようです。
「現在配信中の「週刊文春 電子版」では、與志人氏が資金集めに協力していたあるイベント、福島日産以外からも借金を重ねていたA氏の手口、弁護士が指摘する特別背任の可能性などを詳報している。」