会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

用地買収先から数億円受け取りか、中日本高速の担当社員(朝日より)

用地買収先から数億円受け取りか、中日本高速の担当社員

中日本高速道路で用地買収を担当していた男性社員が、買収先の採石会社から資金提供を受けていた疑いがあるという記事。「資金提供は数億円に上る可能性がある」そうです。

「同高速や関係者によると、採石会社は2005年、第2東名の建設ルートにある豊川市の土地の所有権や借地権などを同高速に数十億円で売却。この社員が交渉を担当した。売買の直後から、社員は採石会社から資金を受け取っていたという。」

「同高速の広報担当者は「査察を受け、当社でも内部調査しているが、公表できない段階。社員個人の所得に関する不正で会社が関わっているとは考えていない」としている。」

記事を読む限りでは、単なる個人の税務に関する不正などではなく、買収資金の一部が不正にリベートとして支払われたとみるのが自然です。つまり、会社のカネ(国が株主なので最終的には国民のカネ)が横領された可能性が高いわけであり、高速道路会社の言っていることは間違っています。少なくとも、調査の結果が出てからいうべきことでしょう。

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こちらはひとケタ小さな横領額です。「親会社の調査で不正経理が発覚し」たのだそうです。
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