金融庁の公認会計士・監査審査会は、「監査事務所検査結果事例集(令和4事務年度版)」を、2022年7月15日に公表しました。
監査事務所の検査で確認された指摘事例等について、年次で取りまとめたもので、190ページほどあります。2008年に最初のものが公表され、それ以降毎年改訂されています。
今年の改訂のポイントは以下のとおり(金融庁プレスリリースより)。
▸最新の事例を追加するとともに、「Ⅱ.品質管理態勢編」及び「Ⅲ.個別監査業務編」では、特に中小規模監査事務所における改善に資するよう、「評価できる取組」の事例を充実させています。
▸「Ⅲ.個別監査業務編」を下記のとおり記載を充実させています。
・新たに「8.監査上の主要な検討事項(KAM)」の項目を追加し、求められる対応等について記載しています。
・監査の品質の向上に向けた監査手続の検討をより効果的に実施できるように、「監査業務の実施」において、数多く指摘されている項目に係る根拠規定及び留意点の一覧表を記載しています。
審査会検査の「傾向と対策」を知るためには読む必要がある資料でしょう。
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