ベトナムでのODA事業を受注した建設コンサルタント大手「パシフィックコンサルタンツインターナショナル(PCI)」の元常務らが、現地高官にわいろを渡した疑いが強まり、捜査が本格化するという記事。不正競争防止法違反の容疑です。
「PCI関係者によると、元常務らはベトナム国内で2003(平成15)年と06(同18)年、ホーチミン市政府の内部部局で道路建設などを担当する機関「PMU」の局長級幹部らに対し、少なくとも計四十数万ドル(計四千数百万円)を直接、手渡した疑いが持たれている。」
ちなみに、内部統制の解説書によると、アメリカで内部統制に関する法令の最初のものは、(たしか日本のロッキード事件のきっかけともなった)「1977年海外不正支払防止法」だそうです。海外での賄賂は、法令違反というだけでなく、不正なカネが企業が出ていくわけですから、財務報告に係る内部統制の対象範囲でもあります。
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