三菱電機の複数の社員が、約4億6千万円の架空発注により、資金を着服していたという記事。
「問題の社員らは営業部門などに所属。JRの子会社から請け負った保守業務の一部をシステム開発会社(同・横浜市)や登記のない会社に外注したように偽装。支払った代金を自分たちに還流させていた。
架空発注は長期間に及んだといい、2013年に国税局が指摘。これを受けて三菱電機が発注文書などの内部調査を始めたところ、約4億6千万円の架空発注がわかった。内部調査は継続中で、社員らの一部は関与を否定しているという。
架空発注先になったシステム開発会社の社長は取材に対して、「(三菱電機側から代金が振り込まれた)口座は勝手に使われただけだ。詳しいコメントは差し控えたい」と答えた。」
「支払水増し→還流」というよくありそうなパターンです。
会社からは非常にあっさりしたプレスリリースが出ています。
当社従業員による不正行為の発生について(PDFファイル)
架空発注問題の三菱電機、2.4億円申告漏れ 国税指摘(朝日)
多額の資金を従業員にだまし取られただけでなく、税金も取られるようです。
「同社の調査で架空取引の総額は約4億6千万円にのぼり、国税局はこのうち課税の時効にかからない5年分について、架空発注した支払い分を経費として認めず、申告漏れを指摘したという。」
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