東証マザーズ上場のエナリスの虚偽表示事件については当サイトでも取り上げましたが、その責任をとって社長が交代したという記事。
「電力の需給管理などを手掛けるベンチャー、エナリス(6079)は19日、グーグル日本法人元社長で同社の社外取締役である村上憲郎氏(67)が同日付で社長に就任したと発表した。池田元英社長は退任する。同社は12日、不適切な会計処理があったことを理由に過年度の決算などを訂正していた。社長交代の理由については「事態の重要性について厳粛に受け止め、責任の所在を明確にするため」としている。」
代表取締役の異動(社長交代)に関するお知らせ
「本代表取締役の異動(社長交代)につきましては、当社が上場企業として重大な責任があることを深く反省するとともに、今回の事態の重要性について厳粛に受け止め、その責任の所在を明確にするために決定いたしました。」
第三者調査委員会からの追加報告書の受領及び再発防止策に関するお知らせ」と「「内部統制報告書の訂正報告書」の提出に関するお知らせ(エナリス)(PDFファイル)
追加報告書では問題となった取引ごとに、社長などがどのように関与していたか、取締役会でどのように検討されていたのかなどについて述べています。社長や会長が主導的な役割や重要な役割を担っていたとされています。監査役や社外役員も含め、他の役員の責任についてもふれています。
また、問題の発生原因として、売上を過度に重視する経営方針や取締役会の監視・牽制機能不全などを挙げています。
再発防止策の提言には、社外取締役の充実も含まれています。
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