PwCの2013年6月期の売上が321億米ドルだったというプレスリリース。
「PwC(プライスウォーターハウスクーパース)は、2013年6月期決算において321億米ドルの営業総収益を計上、過去最高収益を達成しました。PwCのすべての主要メンバーファームと主要サービスラインで収益が引き続き順調に拡大、厳しい市場・事業環境下で力強い業績を維持しました。恒常為替レートベースで4%の増収となりました。」
「恒常為替レートベース」というのがよくわかりませんが、為替レートを固定して算定したということなのでしょうか。グローバル・ネットワークの各国事務所は、基本的には資本関係はないので、グローバル全体の連結決算というのはなく、単純に売上を集計しているだけだと思われますが、その際の為替レートをどうするかによって、売上金額も変わってきます。
プレスリリースによれば、各年度の為替レートで集計した場合には、1.8%の増収にしかならないようです。日本がどの地域に入っているのかはわかりませんが、地域別の増収率をみると、例えば、アジア地域ではマイナス0.6%(恒常為替レートではプラス2.1%)、オーストラリア・太平洋地域ではマイナス2.3%(同上マイナス0.9%)となっています。
全体としてはドル高の方に動いたのでしょう。
人員面では「新たに38,000人を採用し、スタッフ総数は184,000人に」なるそうです。EYと同様に、スタッフ総数に比較してたいへんな採用数になっています。EYほどではありませんが、勤続年数も短そうです(5年弱?)。
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