会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

「混乱する内部統制議論を正しい方向に」、日本内部統制研究学会が発足

「混乱する内部統制議論を正しい方向に」、日本内部統制研究学会が発足:ITpro

内部統制を研究する学者や公認会計士、弁護士、実務家などで構成された日本内部統制研究学会が8日に発足したという記事。

「日本内部統制研究学会の発起人の1人であり、金融庁企業会計審議会内部統制部会の部会長を務める八田進二 青山学院大学大学院教授は、創立総会のなかで「日本で内部統制の議論が混乱している理由は2つある」とした。1つは日本が「形式重視になっている点」(同)である。「内部統制は、健全な企業経営のための考え方。文書さえそろえれば良い、という考え方は本来の考え方とは異なっている」(同)。

 もう1つは、「日本では内部統制の議論の歴史が浅い点」(八田教授)だ。「日本で行われている内部統制の議論は、米国の孫引きになっている。米国では30年以上の内部統制の議論の末、米SOX(サーベインズ・オクスリー)法404条が適用された。やり方に問題があり混乱が起きたものの、財務報告の適正性を確保するたに内部統制を整備・運用するという体制は間違っていなかったと法律の立案者も考えている」(同)という。」

私見では、混乱の原因の一つは内部統制の基本的要素に「ITへの対応」が入ったことだと思います。「ITへの対応」とは、基準によれば、「組織目標を達成するために予め適切な方針及び手続を定め、それを踏まえて、業務の実施において組織の内外のITに対し適切に対応すること」だそうですが、そもそもこの定義自体が、「ITへの対応とは・・・ITに対し適切に対応すること」といっているだけの中身のないものです。ITは他の5つの構成要素を実現するための手段のひとつでしかないのに、変にクローズアップされ、IT企業の営業の道具になってしまいました。
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