会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

監査人交代事例3件、入札による交代も(5月17日)

最近の監査人交代事例です(5月17日発表分)。

1.第一稀元素化学工業(東証プライム)

公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

新日本→トーマツ、の交代です。

会社が設けた入札制度により、後任を決めたそうです。

「監査役会は、同一監査法人の再任を継続する中で、監査法人の品質管理体制等について客観的な評価を行う観点から、「会計監査人を再任することの適否の決定手順書」を整備し、諸外国で導入されている監査法人のローテーション制度を参考に「入札制度」を設けました

監査役会では、「入札制度」に基づき、現任会計監査人を含む複数の監査法人から当社の会計監査に対する提案を受け、比較評価を行いました。その結果、上記3.の理由により、新たに有限責任監査法人トーマツを会計監査人として選任する議案を決定いたしました。」

「入札制度」の説明もしています。

「「入札制度」は、現任の監査法人の独立性、品質管理体制及び職務遂行体制等を客観的に把握する観点から、現任の会計監査人を含む複数の監査法人から提案を受け比較検証する制度です。本制度は、少なくとも同一会計監査人による継続監査10年毎に実施します。」

現監査人の就任年は、2002年です。
2.ネットイヤーグループ(東証グロース)

会計監査人の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

トーマツ→あずさ、の交代です。

「当社は株式会社エヌ・ティ・ティ・データの連結子会社であることを踏まえ、親会社と会計監査人を統一することは一元的な連結監査体制の確保の他、当社の監査効率化や内部管理体制のより一層の強化に資すると判断し」たとのことです。

現監査人の就任年は、2000 年です。

3.マキヤ(東証スタンダード)

会計監査人の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

あずさ→アーク有限責任監査法人、の交代です。

監査継続年数が長期にわたっており、当社の事業規模や経営環境を踏まえた新たな視点での監査が必要な時期であることから、監査対応と監査費用の相当性について他の監査法人と比較検討した結果」とのことです。

現監査人の就任年は、2012 年です。
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