中小企業金融円滑化法が13年3月末で期限切れになるのを控え、不良債権の急増が懸念されているという記事。
「ある民間調査会社の調べによると、地銀の多くでは、円滑化法の適用で「正常債権」に区分されている「隠れ不良債権」は、通常の正常債権の1割強に上ったという。「少なくとも8兆円程度は一気に不良債権化する可能性をみた方がよい」(大手民間調査会社)との見方もある。
ある地銀関係者は「大手銀は厳しく見積もり、すでに引当金を多く積んでいるが、経営規模の小さい地銀には最後までその余裕がない。一気に損失計上を迫られる可能性がある」と心配を募らせている。」
会計基準が改正されたわけではないので、建前上は引当金には影響はなかったはずですが、実際はどうなのでしょうか。地銀、信金、信組の監査担当者は、たぶん、十分に準備しているものと期待されます。
中小企業対策廃止路線の裏で激化する政府内の困った対立(週刊ダイヤモンド)
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