三栄建築に東証が違約金1千万円請求、「暴力団と交流なし」はウソ
東京証券取引所が、三栄建築設計(東証プライム)に上場契約の違約金1千万円を請求するという記事。
元社長の暴力団への利益供与問題の関連です(→当サイトの関連記事)。
会社の調査報告書では、元社長(創業者)が20年以上前から暴力団組長とつきあっていたことがあきらかにされましたが...
「三栄建築は2011年の東証への新規上場時などの審査で、反社会的勢力との交流はないとする確認書を元社長名で出していた。申請書類はすべて真実だと宣誓したが、東証はこれらが虚偽記載だったと認定した。」
三栄建築に違約金要求 東証「暴排勧告巡り信頼毀損」(日経)(記事冒頭のみ)
「同社は東京都公安委員会から6月20日に暴力団排除条例に基づく勧告を受けた。勧告理由となった創業者である小池信三元社長が20年以上にわたり暴力団組員と交流を持っていた事実は2011~12年の上場審査時に提出した宣誓書に違反し、株主や投資家の信頼を毀損したとした。」
東証のプレスリリース。
上場契約違約金の徴求:(株)三栄建築設計(東京証券取引所)
「株式会社三栄建築設計(以下「同社」という。)は、2023年6月20日に、東京都公安委員会からの勧告について開示し、また、同年8月15日に第三者委員会の調査報告書について開示しました。
これらの開示等により、以下の状況が明らかとなりました。
・同社の創業者であり、2022年11月1日にその職を辞するまでの間、同社代表取締役社長であった者(以下「元社長」という。)が、少なくとも2000年4月以降、2021年3月までの間、意図して暴力団関係者と継続的に交流していたこと。
・同社は、同社株式の当取引所への新規上場(2011年8月4日)及び市場第一部銘柄への指定(2012年8月6日)にかかる審査(以下「新規上場審査等」という。)において、当取引所へ提出する申請書類がすべて真実である旨の宣誓書を提出していたにもかかわらず、元社長名で、同社関係者が意図して反社会的勢力と交流を持っている事実等は同社の把握する限りない旨の虚偽の内容が記載された確認書が提出されていたこと。
以上より、同社は、宣誓書において宣誓した事項に違反したと認められ、また、新規上場審査等において、上記の事実関係が明らかとなっていた場合には、同社の新規上場等は承認しないとの結論に至った事案であることなどを踏まえると、本宣誓書違反は当取引所市場に対する株主及び投資者の信頼を毀損したと認められることから、同社に対して、上場契約違約金の支払いを求めることとします。」
(補足)
元社長の言い分。
元社長「銀座でたまたま」主張 「暴力団組長に利益供与」の三栄建築(朝日)
「元社長は第三者委に対し、組長との関係は2006年の上場以前に遮断し、従業員には組長と付き合わないよう指示していたと主張した。飲食店での同席は「銀座の店でたまたま一緒になったことがある」とし、解体工事の件は完了後に初めて知らされ、小切手の指示は「覚えていない」と話した。組長も元社長の主張に沿った説明をしたという。」
銀座というのは、反社関係のひとと「たまたま」遭遇するような場所なのでしょうか。ほとんどいったことがないのでわからないのですが...