会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

社外取締役に「女性アナウンサー起用」の是非 女性登用で先行する欧米ではセレブの社外取も(東洋経済より)

社外取締役に「女性アナウンサー起用」の是非
女性登用で先行する欧米ではセレブの社外取も

女性社外取締役に有名人を起用することについて取り上げた記事。

6月の総会では...

「今年6月下旬に開かれる株主総会では、四国電力グループで設備工事会社の四電工がフジテレビジョン出身でフリーアナウンサーの戸谷美奈子(中野美奈子)氏を、自動車メーカーのスズキが元マラソン選手でオリンピック金メダリストの高橋尚子氏を、新たに社外取にする選任案を出す予定だ(高橋氏はスターツコーポレーションに次いで2社目)。

この1、2年で見ても俳優、アナウンサー、元スポーツ選手などが東証プライム上場企業の社外取に就いている。」

企業側の動機は...

「(女性の社外取の適任者不足という)こうした状況の中で、企業側には「数合わせ」でも女性の社外取を確保しようとする動機がある。女性の著名人は話題になりやすいが、一般人でも「適性ありきなのかは一見、疑わしい」女性が社外取に登用されるケースはあちこちでありそうだ。」

取締役への女性の登用で先行している海外では...

「国内外のガバナンスに詳しい、大和総研の鈴木裕主席研究員は「アメリカでも、数合わせで女性を社外取に起用することは、普通にあるようだ。女性の社外取の報酬の平均は男性の平均よりも低い、という研究結果もある。これは、能力重視で選んだわけではないから高い報酬を出さなくてもいい、という考え方のためではないか」と指摘する。

また、実は欧米の企業でも、いわゆるセレブリティと呼ばれるような人が取締役に就くケースも珍しくはない。たとえば、グッチやサンローランなどの高級ブランドを展開するフランスのケリング社は2020年から、俳優のエマ・ワトソン氏を社外取に起用している。

鈴木氏は、こうしたセレブリティの起用を必ずしも否定はしない。「俳優などの有名人は自分のレピュテーションを非常に気にする。社外取を務める企業でまずいことが起きれば、自身が大きな不名誉を被りかねない。だから、きちんとチェックをする理由がある。ある程度、会社と距離感を持ってモノを言える意味でも、社外取にふさわしいのかもしれない」と話す。」

どうせ選ぶなら、自分のレピュテーションを気にするようなランクの高い有名人の方がよいのかもしれません。あやしい商品のCMに出ているような人はダメでしょう。

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