カシオ計算機の元資金部次長が会社の運用資金約17億円を着服したとされている事件で懲役4年の実刑判決が言い渡されたという記事。
しかし、結局17億円の行方が突き止められなかった(「被告が利得を得た証拠はない」)というのは信じがたい話です。会社は真剣に調査したのでしょうか。それとも公けにできないような事情があるのでしょうか。
17億円の横領を許したというだけで内部統制の重大な欠陥ですが、横領発見後も、真相を調査し損害をできるだけ回復しようとする努力がなされなかったとすれば、会社全体レベルの内部統制に問題があるといえます。
本日の一部報道について(PDFファイル)
昨年12月のプレスリリースです。日本版SOXが適用になれば、会計処理したからいいというわけにはいきません。
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