臨済宗相国寺派の管長が、税務調査で09年12月までの5年間で約2億円の申告漏れを指摘されていたという記事。
自筆の書の揮毫で得た所得だそうです。
「国税局は今回の揮毫料について、美術商が販売目的で依頼、事前に価格を決めたうえで有馬管長が個人収入として受け取っていたと指摘した模様だ。有馬管長は取材に対し「揮毫料は非課税のお布施と同じだと考えていた。文化庁の予算が少ないので(受け取った揮毫料で)文化財保護のために古美術品を購入し、境内の美術館に展示している」と説明している。」
宗教法人の税金はよくわかりませんが、受け取った揮毫料をすべて(宗教法人の?)美術館のための美術品購入に充てていたのであれば、宗教法人の収益事業の所得として申告すればよかったのかもしれません。もちろん、個人の所有物にしていれば、所得税の問題です。
それにしても、確定申告のキャンペーンに役立ちそうな報道です。
金閣・銀閣寺住職、2億円申告漏れ 揮毫料など国税指摘(朝日)
こちらの記事によると、「寺の会計に入れず」という点が問題になったようです。
税金や会計といった俗事にはかかわりたくなかったのでしょうか。
脱税:美容研究家を在宅起訴 キタヒグチ元社長も(毎日)
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