中央経済社ホールディングス(ジャスダック上場)の会計監査人の異動に関するプレスリリース。
新日本→虎ノ門有限責任監査法人、の交代です。
新日本の方から契約継続を辞退してきたそうです。
「今般、EY新日本有限責任監査法人より、監査法人をめぐる環境が厳しい中、監査工数が顕著に増加する傾向にあるとして、翌事業年度の監査業務を辞退したい旨の申出がありました。これを受け、監査役会は、当社の規模に適した監査対応と監査費用の相当性を考慮し検討してまいりました。」
「監査役会が虎ノ門有限責任監査法人を会計監査人の候補とした理由は、当社の事業規模に適した会計監査人としての専門性、独立性、経済性、監査品質の確保、監査計画及び監査体制の適切性を有し、会計監査が適正かつ妥当に行われることを確保する体制を整えており、さらに監査費用等を総合的に勘案した結果、当社の会計監査人として適任であると判断したためであります。」
直近の四半期決算短信を見ると、赤字決算であり、監査報酬増加は受け入れられなかったのでしょう。
出版社ということで、返品の会計処理など、新・収益認識会計基準の適用も難しそうです。
後任監査人が、上場会社監査事務所登録制度の本登録ではなく、準登録事務所でしかない点は気になります。
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