中小企業庁は、「事業承継5ヶ年計画」を策定し、7月7日に公表しました。
「中小企業庁は、中小企業経営者の高齢化の進展等を踏まえ、地域の事業を次世代にしっかりと引き継ぐとともに、事業承継を契機に後継者がベンチャー型事業承継などの経営革新等に積極的にチャレンジしやすい環境を整備するため、今後5年程度を事業承継支援の集中実施期間とする「事業承継5ヶ年計画」を策定しました。」
このグラフで示されているように、多くの中小企業が事業承継のタイミングを迎えようとしているのだそうです。

以下の観点から支援を強化していく計画とのことです。(プレスリリースより)
・地域毎に、それぞれの支援機関がつながる事業承継プラットフォームを立ち上げ、事業承継診断等によるプッシュ型の支援を行い、事業承継ニーズを掘り起こします。
・資金繰り・採算管理等の早期段階からの経営改善の取組を支援します。また、早期承継のインセンティブを強化し、後継者や経営者による経営の合理化やビジネスモデルの転換など成長への挑戦を支援します。
・事業引継ぎ支援センターの体制強化や、民間企業との連携により、小規模M&Aマーケットを整備します。
・サプライチェーンや地域における事業承継、事業再編・統合を促進し、中小企業の経営力強化を後押しします。
・次期経営者候補やアドバイザーとして、経営スキルの高い外部人材を活用しやすい環境を整備します。
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