雇用調整助成金のオンライン申請が、システムの不具合から再び利用停止になったという記事。
「オンライン申請は先月、開始直後に個人情報の流出が発覚し、運用を停止。5日に再開したばかりだった。午後2時半ごろに3社から、別の1社が添付したファイルが閲覧できると、厚労省に通報があり、午後3時前に利用を停止した。
添付書類には申請書類のほか、給与明細や出勤簿など、個人の雇用内容に関わる書類も含まれており、今後流出した情報の範囲について、確認を進める。厚労省によると停止までに約2000社が登録し、うち約200社が申請を終えていた。
システムは厚労省が5月1日に富士通と約1億円で契約していた。同省の担当者は「利用になられている事業主には大変ご迷惑をおかけし、重ねておわびする」と謝罪した。」
9日現在でも復旧していないようです。
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雇用調整助成金等オンライン受付システムの不具合への対応について(厚生労働省)
「...システムの不具合により、申請を行った会社の添付書類が他者に閲覧可能となるという事案が判明し、再度停止した。」
「ユーザーが申請作業中、特定の画面で、システム上の戻るボタンではなく、ブラウザで前の画面に戻る操作を行った場合に、適切なデータを参照せず、特定の1社のデータを表示するプログラムミスが直接の原因である。前回の不具合を踏まえて大量の申請が同時に行われること等を想定したテストを繰り返し行っていたが、ユーザーの様々な動作を想定したテストが不十分だった。」
一流企業が作ったシステムにしては、お粗末な話です。
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