かいこう☆ブログ

演劇集団☆邂逅(かいこう)のブログ。稽古場日記や公演情報などを紹介♪
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空クリ振り返り第1弾✈✈大道具編

2024-01-14 23:59:59 | 公演振り返り

さて。

2023年クリスマス公演を振り返り。

まずは大道具から。

今回の舞台セットはとってもシンプルでした。

『空港』が舞台。

そして作品のコンセプトは白と黒。

登場人物の名前にも白と黒が入っていました。
みんな白黒(明と暗)を宿してて、でもみんなそれぞれの色で輝けるといいなあ、という作家さんの想いが込められています。

名前に隠された白黒、お分かりになりましたか?

碁石明→『碁石』
メイ・ゼブラストーン→『ゼブラ(ストーン)』
星取彪→『星取』
牛山瞳→『牛』『瞳』
筆埜すみえ→『すみえ』
大熊寧子→『大熊猫』
ジェーン・オセロ→『オセロ』

でした。
正解でしたか?
雪女は見た目そのものが白黒でしたね。

それぞれのカラーについてはまた衣装でまた詳しくお話しするとして。

そのシンプルな舞台がこちら。

通常、バックは黒い幕を使用することが多いのですが、今回はあえての白、でした。

大道具が決定すると、イメージを共有するために、模型を作ります。
それがこちら。

段ボール工作ですね。

そして普段は見られない、上からの映像がこちら。

上手の後ろはこんな感じになっていたんですねー。
お客様には見えない部分です。

そうなんです、前から見たら『白』、上から見たら『黒』。
模型で見るとわかりやすいですね。

以上、大道具担当、小林でした〜。

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『まほろば異聞』振り返り☆最終回です♪

2023-09-06 17:52:51 | 公演振り返り

『まほろば異聞』振り返りのコーナーもいよいよ最終回となりました。

4月の顔合わせより、5ヶ月が経ちました。
早いですねー。
稽古が始まって役をいただくと、顔つきが変わってきますねー。

約3ヶ月の稽古期間。

蝦夷と卯手奈のナンバーシーン。

いい感じですね〜♪


馬子と布都芽。


馬子と仏たち。仮面を付けると視野が狭くなって大変でした。


馬子の独白シーン。最初にいただいた台本にはなかった場面ですね。


崇峻天皇と遊び女たち。この体制に一発で入る練習。
かなり入り組んでます🤣


眠って見える体制を研究中。真剣です。


馬子、額田部皇女、厩戸皇子。
厩戸はどんどんキャラ変していきましたね。


山背の乱。

会場でのオフショット。

 

最後まで笑顔で走り切ることができました!!

ご来場くださった皆様、遠くからパワーを送ってくださった皆様、
支えてくださった全ての皆様に改めて御礼申し上げます。
本当に本当にありがとうございました。

今週末より私たちは新たな目標に向かって走り出します。
また笑顔でお会いできますよう…

『まほろば異聞』の舞台写真をフォトギャラリーにアップしますのでまた覗いてみてくださいね。
Studio Linenの三代朋也がすてきな写真を撮ってくださっているのでお楽しみに〜♪


最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました!!

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『まほろば異聞』振り返り☆小道具編♪

2023-08-21 23:59:59 | 公演振り返り

『まほろば異聞』の小道具をご紹介します!

まずは今回のお話の象徴とも言える、酔芙蓉の花。

白、淡いピンク、黄色の配色がキレイですね。

衣装と合わせるとこんな感じになります。


もうひとつ、これは小道具?それとも衣装?なもの…

ご来場くださった皆様、これなんだかおわかりですか??

そう。

これです。
照明が暗めだったので、詳細は見えなかったかもしれませんが、細かいですねー。

この仮面もスゴイですよ。

2段目は、今回すごく評価の高かった民衆たちの仮面です。
付ける人に合わせて目の位置を開けているので…個性がありますね( ´艸`)


馬子がオープニングで持っていた仏像。

ええ?こんなんできるん??て感じです…


今回武器もいろいろ。

↑左から、蝦夷、入鹿、鎌足、山背皇子の刀です。
それぞれの衣装に合わせて装飾してあります。

武器といえばこちらも。

↑崇峻天皇暗殺で駒が使用していたもの。
リアルー!!
右下はマスク。


そのほかの持ち物は

団扇。
飛鳥時代!って感じですね✨
手前が泊瀬部皇子(のちの崇峻天皇)が登場の時にパタパタしていたものです。
ちゃんと模様が描いてあるんです。


ちゃんと描いてある、と言えばこれ。

山背皇子が使っていた伽藍の設計図。作者の理想が盛り込まれた作品となっております。
お客様にどこまで見えたかわかりませんが、使う人としてはちゃんと見ることができてやりやすかったです。
写真ではわかりにくいですが、細かく描かれています。


細かい、といえば、ぜひ見ていただいたいのがこれ。

斜めから見ると

ちゃんと立体感があって、めちゃくちゃおいしそう!
おいしそうなものをもう一つ。

♪山の幸海の幸~と歌うシーンで持っていたもの。(写真の画質が悪くて分かりにくいのが残念ですが)
これもほんまにすごい!!


最後に。
今回小道具を担当したつるちゃんからのコメントです。
以下↓


この度小道具チーフを務めさせていただいた鶴山です。

演出の和泉めぐみさんの作品で何度か小道具に携わり幾許かの信頼を得られたのか、自由に色々挑戦させてもらうことができました。とても勉強になりました。

この度コメントの機会を頂いたので小道具に携わる上で心掛けていることを何点か載せさせて頂こうと思います。
・なるべく稽古で使ってもらえるようにする
・役者さんのテンションを下げない
・他の舞美を邪魔しない
・安価
・本番後現場で処分できる

今作に於いて40%ほど達成できたと思っています。またの機会があれば更に精進していきたいと思います。


以上です。
そう、つるちゃんは公演が終わると、アッという間にポイポイしてしまうのです!!
ついつい、ええーマジ?これもこれも捨てちゃうのー??って思うのですが…
その潔さがかっこいいです。
これからも、使う人もお客様もテンションの上がる小道具を作ってください!

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『まほろば異聞』振り返り☆衣装編♪

2023-08-09 23:09:12 | 公演振り返り
今回のキャストは7人です、が。
 
重ねて着用する変身アイテムを含めると、32着ありました。
1人2役〜7役、着替え回数NO1のキャストは最高10回着替えてました!
 
と、なると、衣装のポイントは、見栄えを保ちつつ、着替えやすさ、動きやすさ重視、ということになります。
 
そして、今回のポイントがもう一つ。
見てくださった方はお分かりだと思うのですが、しっかりと色でチーム分けされておりました。
 
今回はそんな衣装のチェックポイントをすこーしだけお見せしたいと思います。
 
まず、赤チーム。
蘇我三代の男子たち。
同じ赤の中にちょっとしたキャラ色を入れさせてもらいました。
『馬子』は赤、『蝦夷』は紫、『入鹿』は青。
模様は異文化を取り入れた感じで中華風です。
色、模様、キャラクターのイメージにピタッとハマるものが見つかるまでが…なかなか大変です。
馬子は大胆さと軽快さを兼ね備えたイメージ、ロングベストは柔らかい布地にしました。
蝦夷は思慮深さや複雑さ、そして母親の紫とのブレンド、
入鹿は若々しくて爽やかなイメージ、走るシーンが多かったので、走った時にかっこよく広がるところがポイントです。
 
 
そして蘇我の女性たち。
この4人が舞台上で並ぶことは絶対にありませんが、カラフルですね。
左から馬子の妻『布都芽』、蝦夷の妻『卯手奈』、馬子の娘『刀自古』、入鹿の妻『万紀穂』。
刀自古は馬子の血を継いだ女性なので、ポイントに赤を入れています。
布都芽の襟元にも一筋の赤ライン。これは彼女の蘇我への思い。
万紀穂は癒し系のグリーン。リボン使いがかわいいです。
卯手奈の淡いイエローのレースは探し回って、やっと見つけたとき、『これだ!』と叫びそうになったもの。彼女の柔らかいイメージにピッタリでした。
 
 
意外に人気の高かった衣装がこれ。
『中臣鎌足』の衣装。
裾がポイントで、
他の役が今回円形衣装なのに対してあえて直線断ちにしました。
とってもシンプルでシャープな印象ですね。
似てますけど、『物部守屋』の衣装は裾が円形で動いた時に違いがわかると思いますが、マントみたいに華やかに広がるようになっています。
悪役は黒チームですね。
 
 
最後に『厩戸皇子』と『山背皇子』の衣装。
皇族は白チーム。
この二人は舞台で一緒に立つことはありませんが、親子関係で、
とっても深ーい関わりで出てきますので、
同じ布地を使用しています。
そして、模様は蘇我氏と違って和柄。
鹿やお寺など、奈良の風景の模様になっています。(お客様には見えないところですが…)
山背皇子の衣装はジャ○ーズ衣装と言われていたとか🤣
 
 
いかがでしたか?
役者が着用している写真は振り返り第1弾の『役替わり編』をご覧ください。
以上、衣装編でした。
 
(by衣装担当 小林桃子)
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『まほろば異聞』振り返り☆舞台美術編♪

2023-08-01 23:59:37 | 公演振り返り
今回の舞台美術、とってもシンプルでした。
大道具は何にもなし。
こんな感じです。
後ろの幕は今回のために新調いたしました〜♪

見た目はこれも、赤いラインが入っているだけのシンプルさ。
ですが、この赤い布がこだわりの一品。
上品な光沢✨色は朱色で、飛鳥時代の柱のイメージです。

そして、ここから
こんなふうに登場できたりします!
そのため、布の裁断が複雑で、縫っているうちにどこがどこだかわからなくなったりもしましたが…完成✨

大阪春の演劇まつりには『評価会』と言って感想を皆さんからいただく会合があるのですが、講評で『シンプルな舞台セットがよかった。美しい衣装が舞台美術になっていた』と言ってくださって、とっても嬉しかったです。

次回は小道具編です!
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