上手にウソがつけない損な性分といいますか
結局それで忙しさに輪をかけるハメになり、週休0、あっても半日程度の日々が続いています。
いっつも言葉足らずでライターへの仕事の依頼にまったく慣れていない某旅行会社から、先週突然、女性誌に載せる原稿(記事広告みたいなものだと思う)を書いてくれとメールがきた。
担当者が書いた文章を元にふくらませて、800文字ぐらいにしてほしいという。
そもそも、雑誌名は書いてあったもののネット検索しても何もわからない(結局、書いてきた雑誌名は間違っていた。調べてもわかるわけない!)。
読者ターゲット、媒体のコンセプト、などなど、何も説明されていないし、
素案原稿は業界向けのあいさつ文で、しかも300文字程度しかなく、
「ぬぉりゃ~~~~~~」電話の一本もなく、
いったいコレでどう書けっつーんだっ!!
・・・と心の中で文句をいいながらも、
これだけは教えてくれ!という質問をして、
業界誌やHPで短時間でポイントとなる事柄を洗い出し、
流れを考えて、インタビューなんてしてもいないのに、まるでインタビューしたような記事&ターゲット層が好みそうなトーンにまとめてメールした。
事前にギャラの提示がなかったため、あわせて提示をお願いして送った。
まだ返事はこないけど、想像だけど、「1000円でどうですか?」といってきそうな気がする。
こっちの労力と仕上がりのクオリティを考えたら、5000円は考えてくれないと、というのが本音である(スピードからして1万円だっていいと思う)。
貧乏なのは、安い仕事ばかりやっているから、ともいえるわけで。
自分を安売りし過ぎるのもどうかと思う今日この頃。
相手にどう思われようと、キッチリした仕事をする代わり、自信と誇りを持って交渉しないといけないなぁ。
今日、出勤して手伝った編集部で、知らないライターさんが書いた原稿の初校などをチェックしてきた。
『しっとりと●●の町屋散策』とか、『日がな一日温泉でほっこり』みたいなトーンの女性向け媒体なのだけど、『●●の栄華の跡を訪ねる』とか、思いっきり熟年向けのキャッチコピー(実際お年を召した方なのか?)を書いている人や、文章の主述がトンチンカンだったりする人など、このままではどうなの??的な原稿を書いてらっしゃる人がいて、トーン通りにほとんど修正ナシで書いているライターさんと、そうでないライターさん、同じギャラをもらうのだとしたら、なんだかなぁ…だなぁ。
フリーと会社員で決定的に違うところは、会社員なら頑張って認められれば、給料が上がるとか(実際正社員時代、月給が一挙に3万円アップしたこともあった)、賞与で頑張りが反映されるとか、それなりの対価があるけれど、フリーでわざわざギャラをあげられることなんて、そうそう、いや、ほぼ100%ないんじゃなかろうか。結局は、対価のいい仕事をやっていかなければ、いつもアクセク、でも入ってくるお金はすずめの涙…という図式から抜け出せないのじゃなかろうか―。
だからこそ、ちょっと思う。
新たに営業するにしても、自分で決めたライン以下の仕事は、じゃんじゃん増やすべきじゃないなと。
断ってばかりで仕事がなんにもない―ってことになっては困るんだけど、自分はその辺の采配能力がイマイチだと思う…。
40代でそんなこと思ってる時点で、既にやばいんでしょうけど…
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