月半ばからやっと動き始めた仕事で、立て続けに市乳工場・老舗和菓子店・空港設備などを取材。
こちら、昭和の初め、横浜で創業した和菓子店の白あん。
あんを盛る際に使われるのは、長年使い込まれてきた竹べら。
店の奥にある工場(こうば)には、80年近く使い続ける木製の番重やレトロな秤、
年季の入った蒸し器や胴づき(菓子に使われる餅をつく機械)などが置かれ、
昭和の香り、長い歳月が刻まれた店の歴史の重みを感じます。
ラフを書いて、原稿を書き上げるまで、あーでもない、こーでもないと脳みそ総動員。
そもそも、自宅PCの前で仕事に着手するまで、なかなかお尻に火がつかず・・・。。。
この仕事は20年以上してますが、心の中で、もしも約束の期日までに仕上がらなかったらどうしよう(実際、それは一度もないのですが)とさえ想像するほど。。
でも、いざ着手すると、その後の集中力は結構ありまして、推敲の末、納得のいく原稿に仕上がり、
発注元から「いつもながらばっちりです!」と返信がくると、趣味にもいろいろ手を出してみたけど、
私はやっぱり仕事が一番好きだなぁ、自分の天職だなぁ、と改めて思ったりします。
取材対象があって、ライター、カメラマン、デザイナーが己の仕事をして、最終的な形にまとまって残る。限られた誌面、文字数では、取材対象者の思いをすべて盛り込むことはできないが、それでも最善を尽くし、言葉を拾って紡ぐ。
脳は多少疲弊(?)し、気づけば肩と背中がガチガチになるけれど、取材対象者に喜んでもらえる誌面になったと納得できたときは、本当にうれしく思う。
この仕事、いったいいくつまでできるかわかりませんが、仕事があるうちは(ある限り?)自分に妥協なくいい仕事をしていけたら。そんなことを改めて思う、夏の終わり、秋の初め。
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