知り合いのデザイナーさんからオファーを受けて、
丸ごと一冊、新創刊の地域に特化したフリーマガジンの仕事をしているのですが、
かなりタイトな進行で(そもそも取材先が決まるのが遅かった)、
はいこのデザイン上がり!はい書いて!
はい次上がり!はいこれ書いて!的な、かなりハイペースな進み方で作っているのですが、
合間合間に、聞いてなかった別ページでちょこちょこ、
「これ○○(私のこと)さんに書いてほしいんですけど」というのが、
ちょこちょこ、ちょこちょこ、やってくる。
書く専門の仕事が私ですから、それは書きます。
書きますけど、思うんですよね。
そんなにポンポン、書けるもんでもないんですよと。
ただの無機質な、何も考えずに書く文章でいいならば、さほど時間はかかりません。
でも、例えばお店の記事ならば、いかにそこに行ってみたくなるような文章、(色や匂いまで感じられるような)、
と当時に、イメージだけでなくて具体的な情報も織り交ぜつつ、なおかつ、取材を受けてくれた方の思いがちゃんと伝わるような文章を私は書きたいし、心がけています。
ある意味、糸を紡ぐように、言葉を紡ぎながら書いている、そんな思いでやってます。
なので、あまりにも急ピッチでそれなりの量をさばいていくと、
自分の中の言葉を紡ぐ泉が「枯れて」来るのを感じるのです。
そんなに簡単に、ライターだからポンポン書けるものでもないんです。
限られた短期間に有る程度の量までは対応できますが、決して「無限」ではない。
やっぱり、言葉は紡ぐもの、私はそう思います。
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カイルア
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