不名誉な「自殺大国」と呼ばれる日本で、
自殺問題の現状と防止対策を盛り込んだが作成された。
日本では毎日90人が自ら命を絶っており、自殺率はG8（主要8カ国）の中でロシアに次いで悲しいかな2位
、先進国では最高水準にある。
日本の自殺者の70％は男性で、
特に45−64歳の中高年層が多い。1990年代初めにバブル経済が崩壊し、多くの失業男性が自殺を選んだ。
いまだに、
自殺が後を絶たない。
日本では月曜日に自殺する人が最も多い。
時間帯では午前5時ごろと午後6時ごろが多く、遺書を残す人は全体の約3割。
自殺の主な動機は健康、家庭問題、経済的事情などだった。
一方、自殺防止策もさまざまだ。
白書は自殺防止策として、
「
失業、債務、長時間労働など
自殺の根本的原因を取り除くことが最重要課題」と指摘している。
