~ 恩師の御講演「心身の神癒」より ~
先の続き・・・
祝福は王様がなさるように右手を挙げられて親指と人差指とでお与えになりました。
その尊厳さの前に、わたしどもの心はわれ知らず低くなり頭が下がるのでございました。
講堂中に静粛が拡がり、力の波動は暖かい流れのようにわたくしどもの身内を過ぎり、
どこにせよ不完全なところを焼き尽くし、流れ行くにつれて癒して行くのでございました。
次から次へとお話が進むにつれて、わたくしどもは自分の波動が高まり、悟りは清く澄み、
日常生活を遙か高く超越した彼方へと高揚するのでございました。
夜が明け行くように無智の闇が消え行く中で、わたしどもはこれまでに伺ったどのような話よりも
偉大なるこれらのかずかずの真理に耳を傾け乍らも、不思議なことには、
そのお言葉が子供の時分から聞いたり読んだりしたのと同じであることが分かるのでした。
しかしその意味はその時初めて解ったことでした。
突然稲妻のように真理がわたくしどもの心にサッと閃き入り、
主様が遠い昔に初めて仰ったことの力が初めて解ったのでした。
それ以来主様のおっしゃるかずかずの真理はわたくしどもにとっては実在となり、
又、わたくしどもの実存ともなったのでございます。
このことをわたくしどもはこれから後永久に黄金の沈黙の中でいとおしみ尊んで参ります。
~ 感謝・合掌 ~