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朝の光(聖書の言葉)

「神の民の嘆きの歌」 (詩編44:22)


「神の民の嘆きの歌」



 (詩編44:22) 


「だが,あなたのために,

私たちは一日中,

殺されています。

私たちは,

ほふられる羊と

みなされています。」 
 

パウロは,

引用して次のように書いています。


(ローマ8:36)

「『わたしたちは
あなたのために終日,
死に定められており,
ほふられる羊のように
見られている』
と書いてあるとおりである。」
 

☆彡



神の民のなげきの歌


詩篇第44篇 (口語訳)

「神よ,
いにしえ,
われらの先祖たちの日に,
あなたがなされたみわざを彼らが
われらに語ったのを耳で聞きました。 
すなわちあなたはみ手をもって,
もろもろの国民を追い払って
われらの先祖たちを植え,
またもろもろの民を悩まして,
われらの先祖たちを
ふえ広がらせられました。 
彼らは自分のつるぎによって
国を獲たのでなく,
また自分の腕によって
勝利を得たのでもありません。
ただあなたの右の手,
あなたの腕,
あなたのみ顔の光によるのでした。
あなたが彼らを恵まれたからです。 
あなたはわが王,わが神,
ヤコブのために
勝利を定められる方です。 
われらはあなたによって,
あだを押し倒し,
われらに立ちむかう者を,
み名によって踏みにじるのです。 
わたしは自分の弓を頼まず,
わたしのつるぎもまた,
わたしを救うことが
できないからです。 
しかしあなたは
われらをあだから救い,
われらを憎む者を
はずかしめられました。 
われらは常に神によって誇り,
とこしえに
あなたのみ名に感謝するでしょう。 
ところが
あなたはわれらを捨てて恥を負わせ,
われらの軍勢と共に
出て行かれませんでした。 
あなたがわれらを
あだの前から退かせられたので,
われらの敵は
心のままにかすめ奪いました。 
あなたは
われらをほふられる羊のようにし,
またもろもろの国民のなかに
散らされました。 
あなたは
わずかの金であなたの民を売り,
彼らのために
高い価を求められませんでした。 
あなたは
われらを隣り人にそしらせ,
われらをめぐる者どもに侮らせ,
あざけらせられました。 
またもろもろの国民のなかに
われらを笑い草とし,
もろもろの民のなかに
笑い者とされました。 
わがはずかしめは
ひねもすわたしの前にあり,
恥はわたしの顔をおおいました。 
これはそしる者と,
ののしる者の言葉により,
敵と,
恨みを報いる者のゆえに
よるのです。 
これらの事が
皆われらに臨みましたが,
われらはあなたを忘れず,
あなたの契約にそむくことが
ありませんでした。 
われらの心はたじろがず,
またわれらの歩みは
あなたの道を離れませんでした。 
それでもあなたは
山犬の住む所でわれらを砕き,
暗やみをもって
われらをおおわれました。 
われらがもしわれらの神の名を忘れ,
ほかの神に
手を伸べたことがあったならば, 
神はこれを
見あらわされないでしょうか。
神は心の秘密をも
知っておられるからです。 
ところがわれらはあなたのために
ひねもす殺されて,
ほふられる羊のように
みなされました。 
主よ,起きてください。
なぜ眠っておられるのですか。
目をさましてください。
われらをとこしえに
捨てないでください。 
なぜあなたはみ顔を
隠されるのですか。
なぜわれらの悩みと,
しえたげをお忘れになるのですか。 
まことにわれらの魂はかがんで,
ちりに伏し,
われらのからだは土につきました。 
起きて,われらをお助けください。
あなたのいつくしみのゆえに,
われらをあがなってください。


2020-04-11


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