「谷川の流れをしたう鹿のように」
(詩編42:1,2)
「鹿が谷川の流れを
慕いあえぐように,
神よ。
私のたましいは
あなたを慕いあえぎます。」
詩編42と43は,
元は一つのものです。
苦悩の中に会った詩人は,
次のように祈ります。
(詩編43:3)
「どうか,
あなたの光とまことを送り,
私を導いてください。」
そして,神からの言葉を聞きます。
○
♪ 「鹿のように」(ワーシップ)
「谷川の流れのをしたう鹿のように
主よ 我が魂はあなたをしたう
あなたこそ我が盾
あなたこそ我が力
あなたこそ我が望み
我は主を仰ぐ」
☆彡
(詩編42:1-5)
「鹿が谷川の流れを
慕いあえぐように,
神よ。
私のたましいは
あなたを慕いあえぎます。
私のたましいは,
神を,
生ける神を求めて渇いています。
いつ,私は行って,
神の御前に出ましょうか。
私の涙は,
昼も夜も,私の食べ物でした。
人が一日中
「おまえの神はどこにいるのか。」
と私に言う間。
私はあの事などを思い起こし,
御前に私の心を注ぎ出しています。
私があの群れといっしょに
行き巡り,
喜びと感謝の声をあげて,
祭りを祝う群集とともに
神の家へと
ゆっくり歩いて行ったことなどを。
わがたましいよ。
なぜ,おまえは絶望しているのか。
御前で思い乱れているのか。
神を待ち望め。
私はなおも神をほめたたえる。
御顔の救いを。」
○
(詩編43:5)
「わがたましいよ。
なぜ,おまえは絶望しているのか。
なぜ,御前で思い乱れているのか。
神を待ち望め。
私はなおも神をほめたたえる。
私の救い,私の神を。」
○
詩編の2巻(42-72篇)
の初めの詩編です。
詩編42と43は,
元は一つの詩であります。
神への渇望の詩です。
☆
2017.2.19