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朝の光(聖書の言葉)

ピリポとエチオピアの高官(使徒8:34) 重要

ピリポとエチオピアの高官


(使徒8:34)

「宦官はピリポに向かって言った。
『預言者はだれについて,
こう言っているのですか。
どうか教えてください。
自分についてですか。
それとも,
だれかほかの人についてですか。』」



 ピリポは「預言者イザヤの書」

を音読している宦官に,

「わかりますか」と尋ねます。

(使徒8:30)


イザヤ53章の

「しもべの歌」の理解は,

ユダヤ教会ではなぞでした。


宦官は,

「導く人がなければ,

どうしてわかりましょう」(31)

と言います。


この使徒32-33節は,

イザヤ53:7ー8の引用です。


(使徒8:32,33)口語訳

 「彼が読んでいた聖書の箇所は,
これであった,
『彼は,
ほふり場に引かれて行く羊のように,
また,黙々として,
毛を刈る者の前に立つ小羊のように,
口を開かない。
 彼は,いやしめられて,
そのさばきも行われなかった。
だれが,彼の子孫のことを
語ることができようか,
彼の命が地上から
取り去られているからには』」。

 

初代教会の宣教にとって,

大切な言葉が読まれてます。


苦難の中の「小羊」(32)は,

民の贖罪のために自らをささげる.

イエス・キリストだといいました。


贖いの理解が,初代教会の宣教の中で,

はっきりしていきました。


「預言者はだれについて」(34)

という問に対して,

ピリポは「イエスのこと」(35)

を教えました。


「小羊」の苦難の姿は,

イエスの十字架を示していたのです。



☆彡


(使徒8:34,35)口語訳

「宦官はピリポにむかって言った,
『お尋ねしますが,
ここで預言者は
だれのことを言っているのですか。
自分のことですか,それとも,
だれかほかの人のことですか』。
 そこでピリポは口を開き,
この聖句から説き起して,
イエスのことを宣べ伝えた。」



 ☆彡



(使徒8:25-39)口語訳

 「使徒たちは力強くあかしをなし,
また主の言を語った後,
サマリヤ人の多くの村々に
福音を宣べ伝えて,
エルサレムに帰った。
 しかし,
主の使がピリポにむかって言った,
『立って南方に行き,
エルサレムから
ガザへ下る道に出なさい』
(このガザは,今は荒れはてている)。
 そこで,彼は立って出かけた。
すると,ちょうど,
エチオピヤ人の女王カンダケの高官で,
女王の財宝全部を管理していた
宦官であるエチオピヤ人が,
礼拝のためエルサレムに上り,
その帰途についていたところであった。
彼は自分の馬車に乗って,
預言者イザヤの書を読んでいた。
御霊がピリポに
『進み寄って,
あの馬車に並んで行きなさい』
と言った。
そこでピリポが駆けて行くと,
預言者イザヤの書を読んでいる
その人の声が聞えたので,
『あなたは,読んでいることが,
おわかりですか』と尋ねた。
彼は『だれかが,
手びきをしてくれなければ,
どうしてわかりましょう』
と答えた。
そして,
馬車に乗って一緒にすわるようにと,
ピリポにすすめた。
彼が読んでいた聖書の箇所は,
これであった,
『彼は,
ほふり場に引かれて行く羊のように,
また,黙々として,
毛を刈る者の前に立つ小羊のように,
口を開かない。
彼は,いやしめられて,
そのさばきも行われなかった。
だれが,
彼の子孫のことを
語ることができようか,
彼の命が地上から
取り去られているからには』。
宦官はピリポにむかって言った,
『お尋ねしますが,
ここで預言者は
だれのことを言っているのですか。
自分のことですか,
それとも,
だれかほかの人のことですか』。
そこでピリポは口を開き,
この聖句から説き起して,
イエスのことを宣べ伝えた。
道を進んで行くうちに,
水のある所にきたので,
宦官が言った,
『ここに水があります。
わたしがバプテスマを受けるのに,
なんのさしつかえがありますか』。
〔これに対して,ピリポは,
『あなたがまごころから信じるなら,
受けてさしつかえはありません』
と言った。
すると,
彼は『わたしは,
イエス・キリストを神の子と信じます』
と答えた。
 そこで車をとめさせ,ピリポと宦官と,
ふたりとも,水の中に降りて行き,
ピリポが宦官にバプテスマを授けた。
ふたりが水から上がると,
主の霊がピリポをさらって行ったので,
宦官は
もう彼を見ることができなかった。
宦官はよろこびながら旅をつづけた。」


 ○


(イザヤ53:7,8)

「彼は痛めつけられた。
彼は苦しんだが,口を開かない。
ほふり場に引かれて行く羊のように,
毛を刈る者の前で
黙っている雌羊のように,
彼は口を開かない。
しいたげと,さばきによって,
彼は取り去られた。
彼の時代の者で,
だれが思ったことだろう。
彼がわたしの
民のそむきの罪のために打たれ,
生ける者の地から絶たれたことを。」



T.N

2023-06-13






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